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【ドラマで話題】あなたの家族は大丈夫!?増え続ける認知症の現状と対策

今や連日耳にするニュース…

「高齢化」「認知症」「介護」などのキーワード…

もはや人ごとではありません。自分も将来的に必ずや税金などの金銭面、家族の介護などで関わることがあります。

私は病院に勤務しているのですが、認知症の患者さんを沢山見てきました。

その中でもどう対策していくか?という点で少しでも自分や家族が認知症に対して理解し、予防していく方法はないのかを考えお伝え出来ればと思います。

 

認知症の世界の動向 100人に1人が発症!?

高齢者が増えるにつれて認知症の患者さんは増える一方です。今や世界的に100人に1人が発症しているといわれています。

世界保健機関(WHO)が発表した報告書「認知症:公衆衛生上に重要課題(2012年)」によると、世界の認知症有病数は現在、およそ3500万人に上り、2030年までに2倍の6570万人、2050年までに3倍の1億1540万人に増えると予測されています。

世界中で問題視されているのはもちろん、高齢者が多い日本ではより対策が必要になってきます。

今の日本の現状と今後について

今の日本は高齢化社会。「2025年問題」という言葉を耳にしたことはありますか?

2025年の日本は団塊世代が75歳を超えて後期高齢者となって、国民の3分の1が65歳以上、5分の1が75歳以上という超高齢化社会となるのです。

さらには団塊世代の子供に当たる第二次ベビーブーム世代の方々が高齢者となる2040年には今現在に比べて仕事をしている人が4分の1となる時代がきます。

もうこの流れを食い止めることは困難であり、時代が進むにつれ若者が高齢者を支えていかなければいけません。その中で今から自分や家族に出来ることについて伝えて行きたいと思います。

 

対策その①食事

認知症対策には有効といわれている食べ物がありますのでいくつか紹介していきます。

①魚

サバ、イワシ、ニシンなど青魚に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)といったオメガ3脂肪酸が多く含まれます。DHAとEPAには血流の流れを促進し、動脈硬化を予防する作用があります。さらには学習能力など脳の機能を改善する効果があり、脳の働きを活性化する効果があるといわれています。

②赤ワイン

フランスで行われた研究では毎日赤ワインを飲んでいる人の場合、アルツハイマー型認知症の発生率が、酒を全く飲まない人のわずか1/4にとどまっていることがわかりました。ポリフェノールがアルツハイマー型の原因とされるタンパク質を分解し、血管の老化や酸化を防ぐ効果があるといわれています。

③大豆

大豆には記憶力を強化するレシチン(脳の神経伝達物質の一つホスファチジルコリンを含むリン脂質)という成分が入っています。

これは見たものや聞いたものなどを処理する際、脳に伝達するために必要な「脳内神経伝達物質」を生み出すものです。レシチン摂取することで、脳の中で情報の伝達が活性化され、脳機能が向上すると言われています。

これ以外にも血糖値の急な上昇を抑えるために炭水化物より先に野菜を食べる、よく噛んで食べる、アーモンド等のナッツ類やカボチャ等に多く含まれるビタミンEを摂取する、人参やホウレン草等に多く含まれるβカロテンを摂取する等の食事に関することは沢山あります。食生活の崩れは認知症のみならず、病気への第一歩になります。親や祖父母などにも勧めてみてはどうでしょうか。

 

対策その②運動

認知症予防には有酸素運動を行うことが重要といわれています。

有酸素運動によって、持続的に酸素を体内に取り入れる事で酸素は血液によって運ばれ、その血流増加は脳にも流れ、脳の血管に新鮮な酸素を含んだ血液が送り込まれます。

脳内に新鮮な血液が行き届くことによって、脳機能が活発に働き、記憶力などを維持することに作用しているといわれています。

また、厚生労働省のHPでは、「高齢者の日常生活動作能力のなかで、比較的早期から低下するのは歩行や起居などの移動動作にかかわる能力である。従って、高齢者が日常生活において歩行運動を積極的に行なうことは、日常生活動作障害に対する初期予防活動として有効である。」といわれており、
70歳以上の高齢者における1日あたりの平均歩数の現状は、平成9年では男性が5,436歩、女性が4,604歩であるといわれております。

さらには、運動を継続する重要性を説いており、「高齢者の日常生活動作障害をより効率的かつ効果的に予防するためには運動の種類、強度、時間、頻度などの条件を踏まえ運動習慣として長期的に実施することも有効である。」と述べています。

あなたの親や祖父母は普段から家に閉じこもりの生活をしていませんか?普段から散歩などの運動、買い物など外出する習慣や機会を作ることが重要といえます。

対策その③趣味や人との関わり 

私が一番大切だと思うのは趣味や人との関わりです。

年齢を重ねていって「人と話すことが少なくなる」「以前やっていた趣味をやらなくなる」などのことがあります。

私が認知症の方を見てきた中では自分で今までやっていたことをやらなくなり、以前役割や楽しみとしてた活動から手を離してしまうことで閉鎖的な生活になることで脳機能のみならず身体機能も急激に落ちてくるケースが非常に多いです。

社会で生活する上で人は人との繋がりがあるからこそ生き生きと生活することができます。あなたの大事な家族は普段から人と関わる機会がありますか?

 

まとめ

認知症の増加は世界的にみても深刻な問題です。

いつ、自分が、はたまた家族がなるかはわかりません。そのために何か1つでも家族に出来ることを探してみるのが大切だと思います。食事でも運動でもお話するだけでもいいと思います。